アメリカ留学 - 必要な覚悟

留学生だけでなく、海外赴任をしている人や海外出張が多い人でもそうですが、日本よりも海外に滞在する期間が長い場合、一番覚悟しなくてはならないのは、身内など大切な人と最後のお別れができないかもしれないということです。

特に留学は自分の意志でするものですから、他にもリスクや犠牲にしなくてはならないものもたくさんありますが、この可能性も頭に入れておく必要があると思います。

私は留学中に、母方の祖父を亡くしました。

私にとっては家族同然のとても大事な人でした。

祖父の場合もともと心臓が弱く、突然の心臓発作で逝ってしまったので、日本にいたとしても最後のお別れというのはできない状況ではありました。

最後に会ったのは亡くなる2年前に一時帰国したときでした。

その半年前にもホームシックになって2週間程度の一時帰国をしたばかりだったのでかなり迷っての帰国だったのですが、祖父と過ごせた最後の時間だったわけですから、あのとき帰って正解だったと思います。

唯一今でも後悔しているのが葬式に帰れなかったことです。

私は学期末が近く、怠けていたので課題も溜まっていました。

ELSランゲージセンターに通っていた妹も、ちょうどセッションが終わるところで、次のレベルに行くための試験が控えていました。

祖母に「今までやってきたことが無駄になってしまうようなら、お祖父ちゃんも悲しむから帰ってこなくていいよ。そのまま頑張ってくれてた方が、お祖父ちゃんも喜ぶよ。」と言われ、私達姉妹は二人とも葬式には出ませんでした。

しかし結局私はその学期をあまり頑張ることはできませんでした。

単位を落とすようなことはありませんでしたが、まあまあの成績しか修められませんでした。

帰国していたとしても結果は同じだったのでは、と思います。

また、ちゃんと祖父の亡骸と対面し、最後のお別れをしていなかったため、祖父の死を受け入れるのにとても時間がかかってしまいました。

留学のアドバイスというよりは少し哲学的な話になってしまうかもしれないですが、身内や大切な人を亡くされた場合は、多少無理をしてでも帰国するべきだと思います。

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