アメリカ留学 - レディーファースト

留学前、アメリカはレディーファーストの国と聞いていました。

実際、日本に比べるとそうなのですが、思ったほどではないというのが個人的な感想です。

同年代のアメリカ人の男友達に聞いてみると、アメリカ人女性が強くなり、迂闊にレディーファーストもできないのだと言っていました。

メキシコ人の男友達(スパニッシュ系の男性達は、レディーファーストが常識です)に聞いた話なのですが、彼があるアメリカ人女性のためにドアを開けたら「自分でできるから」と冷たく言われたそうです。

留学生活を振り返ってみると、ドアを開けてくれたり、重い物を持っているときに手を貸してくれようとする男性達は、皆ある程度年配の方達でした。

きっと彼らの青春時代には、人の親切を素直に受け入れる可愛げのある女性達ばかりだったのだろうと、勝手に想像しています。

あるとき妹とバスに乗っていたら、70代ぐらいに見えるおじいさんが乗ってきました。

通路側の席に座っていた若者の横が空いていたので、詰めてくれるか奥に座らせてほしいと頼んだのに、若者は無視していました。

バリアフリーの進んだ国で、お年寄りに席を譲らない光景には驚きました。

おじいさんは仕方なく立っていたのですが、バスが揺れるたびにふらふらしているので見ていられなくなり、妹と顔を見合わせ、通路側に座っていた妹が席を譲ろうとしました。

ところがおじいさんは、「君のようなレディーに席を譲ってもらうわけにはいかないよ。でも席を譲ろうとしてくれたのは君だけだ。ありがとね。」と言って断り、その後もふらふらと頑張って立っていました。

紳士なのは良いけれど、大人しく座ってくれた方がこっちも安心なのにね、と妹とささやき合っていたのでした。

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